採用情報
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ローカルかつ、グローバルな活躍を目指して。
扶和メタル株式会社 大阪営業部
学生時代は世界100カ国以上から留学生が集まる国際色豊かな大学でアジア太平洋地域が抱える社会・教育・経済などの問題について学んでいました。当時は漠然と海外を舞台に仕事がしたいと考えていましたが、ザンビアでボランティア活動に参加したことをきっかけに鉄などの素材を扱う仕事に興味を抱くようになりました。
開発途上国と先進国では必要な物資が異なります。例えば私たちの生活に欠かせないデジカメも現地ではむやみに物欲を掻き立てトラブルを誘発するだけで、人々が本当に求めているものではありません。
“製品”は限られた場所でしか役立つことができない。しかし“鉄”であれば形を変え、世界中どこでも最適なものを提供できるはず。そんな思いから鉄鋼業界を中心に就職活動を開始。いくつか会社をまわりましたが、若手でも責任ある仕事を任せてもらえる、国内だけでなく海外とも取引を行っている、この2つが決め手となり扶和メタルに入社しました。
若手でも責任ある仕事を任せてもらえる――、それを実感したのは入社から2年が経過した頃でした。私たちの仕事はスクラップを安く仕入れ、高く売ること。鉄は生き物のように価格が変動するため、安い時期に仕入れて高騰したタイミングで売ることもあれば、先に売り先を決めて価格が下がってからスクラップを仕入れ販売することもあります。
入社2年目に配属された東京支店は海外との取引が多く、韓国のメーカーに2週連続で同じ品物を販売することがありました。事前に価格は取り決めており1週目は問題なく商品を納めましたが、2週目に市場価格が下落した影響を受けこの品質では買い取れないと返送を要求される事態に。急遽、上司と共に交渉のため韓国に出向くことになりました。
交渉は5時間を越え難航を極めていましたが、私が学生時代に出会った韓国の友人の話題をきっかけに先方と打ち解け和解に成功。上司の力を借りながらも重要な交渉をまとめあげた経験は私にとって大きな自信になりました。
入社5年目で東京支店から大阪本社へ異動。現在は大阪の地元企業を中心にスクラップの営業を行っています。異動した当初はそれまでの営業手法が大阪ではまったく通用せず、地域によって文化や考え方が違うことを思い知らされました。
能率性を重視する東京と比べて、大阪は信頼関係が第一。コミュニケーションの取り方やアプローチの仕方も異なります。同じ国内においても、地域の特性や文化を理解し尊重することが最も重要だと実感しています。
もともとは国境を越えた仕事ができればいいと考えていましたが、大阪に配属されたことで考え方は変わりました。もちろん今でも海外への興味はあり、チャンスがあればいつでも挑戦したいと思っています。しかし営業としてやるべきことは海外でも国内でも変わりません。
海外で仕事をしていてもローカルで仕事ができなければ一人前ではない――。今はグローバルな仕事を目指しながらも、目の前のお客様としっかり向き合っていきたいと考えています。
CHANGE & CHALLENGE
「変革」と「挑戦」。それが私たち扶和グループの原動力です。